実務者研修とは
介護業界で働くにあたって、基本となる知識や技術を問われる資格です。以前は介護職の初心者向けに介護職員初任者研修という資格がありましたが、それよりもさらに内容を高度にさせたのが実務者研修です。また、国家資格である介護福祉士の取得を目指すのであれば必須となる資格です。
介護業界で働くにあたって、基本となる知識や技術を問われる資格です。以前は介護職の初心者向けに介護職員初任者研修という資格がありましたが、それよりもさらに内容を高度にさせたのが実務者研修です。また、国家資格である介護福祉士の取得を目指すのであれば必須となる資格です。
将来的に介護職のエキスパートである国家資格、介護福祉士を取得したいなら絶対2取っておきたい資格です。2016年度以降、実務者研修の資格取得に加えて、実務経験3年以上が受験資格となりました。介護福祉士を取得すると、待遇アップや介護現場のリーダーを任せられるなど、仕事の幅や昇給につながります。
介護の現場では、資格を持っていなくても務まる仕事がありますが、資格を持っていたほうが任せられる仕事の幅が広がるので、取得によるメリットは大きくなります。実務者研修を取得すると、医療従事者でしか行うことができない痰の吸引や経管栄養などの医療行為を任せられるようになります。
実務者研修を取得しておくことで、介護の仕事に必要な知識と技術を持ち合わせていることを証明できます。周りからも信頼を得られるので、職場のスタッフや介護を受ける人からも重宝されます。就職や転職で有利2働くだけでなく、資格手当などで給料が上がることもあります。
実務者研修を取得するまでは、11科目を受講する必要があります。以前の初任者研修と似たような内容を学びますが、コミュニケーション技術や医療ケアなど、初任者研修にはなかった項目が追加されています。また、実務者研修にはカリキュラムごとに筆記試験が行われて、講座の理解度をチェックされます。学んだことを理解出来ていれば、不合格になる確率は低いです。
実務者研修を取得するためには、指定された講座を受講する必要があるため、費用がかかります。少しでも費用負担を抑えたいときは、教育給付金を利用するのも手段の一つです。一定条件を満たした雇用保険の被保険者が厚生労働大臣が指定する教育訓練を終了した場合は、10万円を上限として支払った受講料の20%が支給されます。他にも、求職者支援訓練やスクール独自の割引制度が利用できます。
実務者研修を取得しておくと、転職にも有利に働きます。介護業界の現場でも人手が不足しているため、資格をもっていなくても採用される場合があります。しかし、無資格の場合、任せられる仕事に制限が出てきてしまうため、経験者や有資格者が優遇されることが多いのです。実務者研修を取得しておくと、介護の仕事を一通り任せられるので、よりよい条件で働ける転職先を見つけやすくなります。また、資格手当などで給料が上がることもあります。